一般吹奏楽団設立について

▼ 設立趣旨

2019年、東京都・神奈川県を中心にしたエリアを拠点とした、新たな常設一般吹奏楽団を設立しました。
この吹奏楽団は、主に以下の4点に注力して音楽活動を行います。

  1. シンフォニック楽曲(吹奏楽オリジナル曲、オーケストラ楽曲等のアレンジ等)の演奏追究
  2. 吹奏楽による本格的なジャズ&ポップス演奏(グルーヴ感、アドリブ演奏など) の追究
  3. ゲーム音楽、TV・映画音楽等の劇伴音楽演奏の普及と追究
  4. 新曲・新アレンジ作品の開拓、若い世代の作編曲家の作品発信の拠点に

つきましては、この吹奏楽団へのご参加くださる仲間(演奏家、運営担当、コンサートスタッフ等)を募集いたします。2019年3月17日(日)に簡単な説明会(ご要望があればその他の日程でも開催を検討します)を開催します(※ご参加ありがとうございました!)が、その前にこの吹奏楽団の概要について以下にまとめます。そんなに時間をかけずに読めるようにまとめたつもりですので、一度お読みください。

(1) シンフォニック楽曲の演奏追究

他の一般的な吹奏楽団と同様、吹奏楽オリジナル曲やオーケストラ作品等のクラシック音楽のアレンジ曲などに取り組みます。

質の良い合奏・アンサンブル技術によって聴衆を楽しませる「シンフォニック・エンターテインメント」をテーマに、楽団としての合奏・アンサンブル技術を磨いていきます。

これを実現するために、演奏家のみなさんの自発的な努力と工夫(助け合い、教え合い、計画性・生産性のある練習計画等)がされる環境を醸成したいと考えています。

(2) 吹奏楽による本格的なジャズ&ポップス演奏の追究

1970年代から始まる「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」シリーズのリリース以来、日本国内の吹奏楽ステージにおけるジャズ&ポップス演奏の必要性は年々増していますが、その専門的・本格的な演奏・合奏技術の普及は遅れていると言わざるをえません。

ここでいう「専門的・本格的な技術」とは、具体的に「ジャズ&ポップス演奏のお約束ごとの理解」「グルーヴ感のある演奏の実現」「アドリブ演奏技術」等を指します。
楽譜に書かれていないリズムの取り方、メロディの捉え方、4beat(swing)、8beat、16beatなどのビートの感じ方・表現の仕方、いわゆる「書き譜」(出版譜にあらかじめ書いてあるアドリブソロ譜面)に頼らないアドリブ演奏の実現など、楽団を挙げて追究してこの分野においては業界をリードする楽団でありたいと考えています。

楽団として、夏の「吹奏楽コンクール」に挑戦することも検討していますが、同様に冬の「シンフォニックジャズ&ポップスコンテスト」の全国大会出場も目指して活動します。

(3) ゲーム音楽、TV・映画音楽等の劇伴音楽演奏の普及と追究

私個人、これまで多くのゲーム音楽・劇伴音楽コンサートを手がけてまいりました。現状では、常設楽団としてその合奏技術を恒常的に高めながら公演活動を行う楽団数は限られており、このジャンルの公演をコンスタントに開催することで、ゲーム作品やTVドラマ・映画等の作品ファンの喜びに寄与し、また、演奏者サイドの演奏実現意欲を満たす場として大きく貢献したいと考えています。

このジャンルの演奏経験のある方はお分かりと思いますが、お客様からも大変大きく期待され、集客力のあるコンテンツでもあります。著作権等の各種権利の扱いも正当に行いながら、演奏面、企画面、演出面でも妥協のない演奏活動ができればと思います。

私自身も経験の多い FINAL FANTASY シリーズをはじめ、あらゆるゲーム作品(個人的には古いゲーム作品も積極的に取り上げていきたいです)を扱い、サントラ音楽についても幅広さ、マニアックさを大切にして企画していきたいです。

(4) 新曲・新アレンジ作品の開拓

若い世代の作編曲家や、意欲と能力あふれるアマチュア作編曲家の作品(自作曲、アレンジ作品)の作品発信の拠点となる活動も行いたいと思います。

「この楽団のコンサートに来れば新しい曲が聴ける」というブランド展開も行いたいと考えています。

▼ 演奏活動イメージ

  • 年に2回のコンサート(定期演奏会、ファミリーコンサートなど名称とコンセプトを分ける)
  • 吹奏楽フェス系参加
  • 夏の吹奏楽コンクール、冬のシンフォニックジャズ&ポップスコンテストへの挑戦 (いわゆるコンクールバンドとしての活動はしない。純粋に演奏披露の場、技術評価を受ける場として)
  • 地域、学校等からの依頼演奏
  • その他、可能な範囲での演奏披露

▼ 合奏練習・場所イメージ

  • 神奈川県横浜市を練習拠点としつつ、東京都八王子市、神奈川県川崎市、東京23区内の練習も検討 → 現在、神奈川県川崎市、東京都多摩市などを中心に活動中
  • 横浜市鶴見区内の私立学校の合奏室を練習会場として利用調整中(打楽器利用化)
  • 合奏練習日は、土曜日夜が中心
  • 合奏練習は月に3回程度